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疾患に対するQ&A

気管支喘息は完治するのですか?

  • 疾患に対する質問の答

    気管支喘息は、発作を起こさないように抑えることは出来ますが、何週間、何日薬を 服用したら二度と起きないようには出来ません。ただ、正確に治療を継続して発作を起こさないようにしていると約11%の方は将来治癒しています。

気管支喘息の薬はいつまで服用するの?

  • 疾患に対する質問の答

    気管支喘息は聞き慣れている病名ですが、近年最も大きく治療方針が変わり、明らかな成果をあげている疾患の1つです。喘息の病態自体が長い間、気管支が収縮して気道が狭くなる発作性の疾患と考えられていたのが、気道粘膜の慢性的な「アレルギー性炎症」であると、改めて定義されるようになったからです。つまり、喘息は発作の時にだけ気管支に変化が起きるのではなく、普段から炎症が存在している病態であるということで、その場しのぎの発作を止める治療から、むしろ慢性に存在する炎症を治療して、発作を起こさせなくする(予防に重点を置いた)治療へと変化したのです。
    気管支喘息は症状や呼吸機能などから重症度が分けられますが、軽症であっても不十分な治療のまま10~30年の長きにわたって軽い症状を繰り返しているうちに、次第に元に戻りにくい病態(リモデリング)へと進行して重症化していくのが一般的です。
    それゆえ病初期より積極的に気道の炎症を抑える治療を行い、発作がなくなって無症状となっても、糖尿病や高血圧と同じく慢性疾患としてこの治療を継続させることが最も大切です。

高血圧症において、降圧剤は一生服用するの?

  • 疾患に対する質問の答

    降圧剤を服用する必要のある方が『降圧剤を一度服用すると一生服用しないといけないから嫌だ』とおっしゃる患者さんがいらっしゃいます。
    決してそうではなくて、服用している間に薄味の食生活(塩分の制限)、肥満の改善、運動不足の改善、禁煙の維持など生活習慣を改善して、いつ血圧を測っても120mmHG以下であれば、降圧剤を休薬、廃薬出来ます。

狭心症と心筋梗塞の違いは?

  • 疾患に対する質問の答

    狭心症は、心臓の筋肉を養う血管である冠動脈が細くなって、心臓の筋肉に必要な酸素や栄養を送れない状態です。
    心筋梗塞は、その冠動脈が詰まってしまって、心臓の筋肉に必要な酸素や栄養が送れなくなった範囲が壊死に陥り、その部位や広さによっては死に至る危険な状態です。

歯痛で歯医者に行ったら歯じゃなく心臓かもと言われました。

  • 疾患に対する質問の答

    その何処の壁に異常があっても、異常のある方向へ痛みが放散することがあります。
    狭心症などの症状として歯が痛むこともありますので、一度当院を受診されて心電図検査をお受け下さい。

何ヶ月もお薬は出るのですか?

  • 疾患に対する質問の答

    お薬は、全て毒を制して薬としていますので、副作用や薬害などが出る可能性があります。
    以前は、急性期の疾患に対する薬などは2~3日分しか出せずに経過を見るようにと言う厚生省の指導がありました。ところが、国の医療費抑制策によって、この制限が無くなりました。薬の処方日数を制限すると受診回数が増えるからです。
    皆さんは頻繁に医者に行かなくて済むので面倒くさくなくて歓迎される方も居られるようですが、この施策は決して患者さんの身体のことを考えて施行されたものではありません。あくまでも経済優先の考えに基づいていることです。

    先に書きましたように、お薬は全て毒を制して薬として使っていますので、出来れば使わなくて済ませたい。しかし、使わなければならなければ、副作用や薬害が起こっていないことを確かめながら使うと言うことが本来の姿でしょう。ですから、皆さんも面倒くさがらずに、お薬を服用中は頻回な医師の診察を受けられることが必要です。

薬だけ欲しいのですが・・・。

  • 疾患に対する質問の答

    この質問も上記の問題と同じ意味合いです。
    慢性疾患の患者さんは、状態が余り変化しないため『薬だけ飲んでればいいや』という考えに陥りやすいのですが、薬は全て毒を制して薬として使っています。ですから、副作用や薬害が気づかないうちに出ていることもありますので、定期的な診察や血液検査が必要です。
    この理由により、厚生労働省は薬だけの投与(無診投薬)を禁じています。

陳旧性心筋梗塞とはどんな状態ですか?

  • 疾患に対する質問の答

    過去に心筋梗塞を起こして心筋が壊死し、繊維化した状態です。
    心筋梗塞の再発を起こしやすいので、再発予防のための治療と共に、生活習慣の改善が必要です。

点滴って何?万能ですか?

  • 疾患に対する質問の答

    点滴とは別名補液と言います。読んで字の如く、脱水状態などで喪失した体液を補うのが目的で主作用です。
    ですから風邪などには効きませんし、保険適用でもありません。よく有名な芸能人が風邪などの体調不良で点滴するとぴたっと治るような発言をメデイアにしていますが、大きな間違いであり、それを行った医療機関は違法行為をしているかも知れません。
    なぜなら、点滴は風邪の治療に適用がないからです。胃腸や体調が悪くて食餌や水分がとれない状態の時には適用がありますが、それにしても5%のブドウ糖液500ml点滴しても400Kca、一食分にも及びません。。全く食事がとれない人に対処する中心静脈栄養とは違います。
    ほとんどの方が、自己満足と医師の懐を潤す、いわゆる医療費の無駄遣いの結果にしかなっていません。適切適正な医療を求めましょう。

夜間休日診療所では一日分しか薬をくれません。

  • 疾患に対する質問の答

    夜間休日急病診療所を一般の診療所のように受診される方が居られますが、あくまでも予期せぬ病気の発病に対する応急手当が目的の診療所です。ですから、人員、設備、薬などは必要最低限のものですし、診断や治療も応急的な対応しかできません。
    平素、仕事が忙しくて時間がないから夜に掛かるとか、2~3日前から体調が悪かったとかで掛かるのは以ての外です。応急手当ですから、十分な検査も治療も出来ません。
    身体の調子が悪くなったら、世間が動いている時間内に早めに病院を受診するようにしましょう。それがご自身の身体や健康を守る最大唯一の方法です。

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飯村医院院長  飯村一誠
医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医/日本外科学会認定登録医
日本禁煙医学会認定禁煙専門医
日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医

  • 診療時間

    ■診療形態
    外来診療、往診、在宅医療
    ■アクセス
    JR明石駅、山陽電鉄明石駅下車、南へ徒歩5分