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消化器系の主な病気

高血圧症

循環器系の病気の中で最も一般になじみのある病名が、この高血圧ではないかと思われます。高血圧とは、その名前のとおり、血圧が何らかの原因で異常に上昇している病態です。血圧上昇の原因から本態性(一次性)高血圧と二次性高血圧とに分けられます。

 

高血圧の大部分は前者の本態性高血圧であり、血縁関係に高血圧の人がおり、その発生に遺伝的要因があると考えられていますが、正確な原因についてはいまだ十分に明らかにされていません。二次性の高血圧は、腎疾患、ホルモン異常などがあって血圧の上昇をきたすもので、高血圧の家族歴がなく、比較的若年で発症した高血圧の場合には二次性の疑いをもつ必要があります。

 

高血圧の状態が長く続くと、心・血管系の異常、具体的には脳出血、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、心不全、腎不全などの種々の臓器障害をきたし、生命予後あるいは生活の質(これをQOLと呼ぶ)を低下させることが、疫学的データからよく知られています。したがって、正常な血圧をできるだけ維持することが、これらの臓器障害を防ぐ上で極めて重要となります。

不整脈

不整脈という病気は、その名が示すとおり脈の乱れを意味していますが、内容的には仮に不整脈を認めてもそのまま放置しておいてもよいものから、直ちに治療を開始しなければ命にかかわるものまで極めて多彩です。不整脈が出現することで強い自覚症状を認める場合、心筋梗塞、心筋症などの心臓の病気をもともともっている方で心電図上危険なタイプとされている不整脈が検出された場合などは治療の対象となることが多いですが、健診の心電図などでたまたま不整脈が検出される場合などでは、治療の必要性がないことのほうがむしろ多くなります。

 

不整脈がなぜ出現するかについての説明、理解は難しいと思われますが、心臓が規則正しく収縮と拡張を繰り返し正常のポンプ機能を維持するには、その指令となる電気的信号が必要で、この電気的信号の乱れが不整脈であるととりあえず解釈していただくのがいいかと思います。電気的信号の乱れは、心臓に何らかの疾患があって出現する場合と、そのような疾患がなく出現する場合とがあります。不整脈の種類は多数あり、脈の規則性が失われるもの、規則性はあるが脈の数が異常に多くなる(速くなる:頻脈)もの、逆に異常に少なくなる(遅くなる:徐脈)ものなどに大きく分けることができます

虚血性心疾患(狭心症)

虚血性心疾患は、冠動脈の動脈硬化やけいれんによって心筋への血流が不十分となり、虚血が引き起こされた病気の総称で、大きく「狭心症」と「心筋梗塞」に分けられます。狭心症は、胸痛や胸部圧迫などの狭心症症状をともない心筋が壊死に陥っていない段階を呼びます。狭心症の症状を伴わず、また心筋が壊死に陥っていない場合は、無痛性心筋虚血と呼んで狭心症とは区別します。

 

心筋が壊死に陥った場合は、心筋梗塞となります。虚血性心疾患は高齢者社会の到来で患者数が増大している疾患です。病状が急変しうること、胸痛以外にも息切れや上腹部痛が主訴のことがあり、しばしば見落とされること、適切に処置すれば救命しうることなどから、臨床的にも極めて重要な疾患です。

 

狭心症は、心筋が虚血(必要な血液が臓器に供給されていない)に陥り、胸痛や胸部圧迫感などの狭心症状を示す状態をいいます。狭心症状の見られない場合は、無痛性心筋虚血として区別します。

 

狭心症は労作による症状の出現や病状の安定度などから分類されます。狭心症の重症度分類は、カナダ心臓協会の分類がしばしば用いられます。労作によって症状が出現する場合は労作狭心症、安静時にも出現する場合は安静時狭心症といいます。安静時狭心症の中には、冠動脈れん縮による狭心症も含まれますが、冠動脈硬化部のプラークが破綻して血栓が形成されている状態も多く見られます。

 

狭心症を発作のパターンにより、安定狭心症と不安定狭心症に分類することも臨床的に重要です。新たに発症した狭心症(一般に3週間以内)や発作の頻度やパターン(持続時間、狭心痛の強さ、ニトロ製剤に対する反応性など)が変化してきた狭心症を不安定狭心症といいます。これは急性心筋梗塞に移行する危険性が高いため、入院治療が必要となります。安静時狭心症は貧血などの全身状態の悪化でも生じます。

 

そこで、臨床経過や誘因を考慮したブラウンワルドの不安定狭心症分類が広く用いられており、不安定狭心症と急性心筋梗塞はCCU管理などの臨床的な対応が類似するので、一括して急性冠症候群(Acute Coronary Syndrome)と呼ばれます。

虚血性心疾患(心筋梗塞)

心筋梗塞は冠動脈の閉塞によって心筋が壊死に陥った状態です。[1]急性心筋梗塞と[2]陳旧性心筋梗塞に分類され、急性心筋梗塞は心原性ショックや致死性不整脈などの原因となり、陳旧性心筋梗塞は、慢性心不全の原因として重要です。

 

冠動脈の閉塞は、動脈硬化による狭窄が進行して最終的に閉塞が生ずるためと、かつては考えられていました。しかし急性心筋梗塞は、狭窄の程度が軽い冠動脈硬化部が突然閉塞するためであることがわかってきました。

 

冠動脈硬化病変(プラークという)にコレステロールの蓄積が進むと、プラーク内の組織が破壊され、不安定になり最終的に破綻します。破綻したプラークでは血栓形成が起こり冠動脈は閉塞します。血管内視鏡で観察してみると、安定プラークでは線維成分が多く白く見えますが、不安定プラークは線維成分が減少してコレステロールが透けて見えるため黄色となります。急性心筋梗塞や不安定狭心症では血栓の付着も認められます。

 

冠動脈の閉塞部位によって、心筋梗塞が生ずる部位も異なります。右冠動脈(Right

Coronary Artery:RCA)の閉塞では、下壁ないし後壁の梗塞、さらに右心室の梗塞(右室梗塞)も起こることがあります。左冠動脈前下行枝(Left Anterior Descending:LAD)の閉塞では、前壁や前壁中隔梗塞が起こります。LADが大きく心尖部から下壁まで回り込んでいると、閉塞によって下壁梗塞も生じ、左冠動脈回旋枝(Left Circumflex:LCX)の閉塞では、側壁梗塞や後壁ないし下壁梗塞が起きます。

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飯村医院院長  飯村一誠
医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医/日本外科学会認定外科専門医
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日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医

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